品種

ワシントン州の赤ワイン

page_about_pht003 ワシントン州では20種類以上のワイン用葡萄を生産しており、その比率は赤ワイン用が44%、白ワイン用が56%です。ワイン産業が発展し、実験を重ねることで、ワシントンの微気候に適した葡萄品種が多く発見されています。ワシントン州の赤ワイン用葡萄園は全体で17,000エーカーを越えています。ワシントン州の主な品種は以下の通りです。

カベルネ・ソーヴィニヨン

5,992 エーカー
22,425 ヘクタール
赤葡萄の王様と呼ばれ、ワシントン州での栽培に適しています。この複雑味に富んだ葡萄の特徴である、アルコール度数の高さとフルーティーな味わいは、じっくり時間をかけて成熟します。若いワインはワシントン産メルローより繊細で控えめな味わいで、ブラックカラント、チェリー、ベリー、チョコレート、革、ミント、ハーブ、ピーマンなどの様々な香りがします。 このワインは美しく熟成します。数年寝かせて最高の状態に仕上がるものも多くあります。ワシントン州ではカベルネ・ソーヴィニヨンにメルローやカベルネ・フランをブレンドする伝統的な手法を採用するワイン醸造業者も少なくありません。

メルロー

5,853 エーカー
2,369 ヘクタール
チェリーの味わいとアロマが楽しめるワシントン州のメルローは、ボルドー産より芳醇なボディ、程よいタンニンで、アルコール度数がわずかに高く、カリフォルニア産よりも酸味が効いているのが特徴です。

本来ブレンド用のワインだったメルローは、1970年代初期に単体で人気を得ました。ワシントン州では1976年の市場販売から15年足らずでワシントンのスター品種ワインとして中心的な地位を確立しました。ワシントン州産のメルローは甘いチェリーとベリーの味わいに加えて、ミント、葉巻、ナツメグ、カルダモンのような甘いスパイスなどの複雑な香りで知られています。

シラー

2,831 エーカー
1,146 ヘクタール
ワシントン州では比較的新しい品種です。 ここ数年でシラーの栽培面積は大幅に増加しています。シラーはローヌ系の中で唯一、ワシントン州で人気が高まっている品種です。スパイシーで、豊かで、複雑味に富んだシラーの葡萄は、ブラックベリー、ブラックカラント、煎りたてコーヒー、革などの香りと風味のある、大胆で色合い深い凝縮感のあるワインを生み出しています。

カベルネ・フラン

1,157 エーカー
468 ヘクタール
カベルネ・フランは主にブレンド用の葡萄と長年考えられており、近年はワシントン州のワインメーカーの注目を集めています。カベルネ・フランは丈夫な品種で、もともと口当たりが柔らかめのワインに芯味と渋みを加える用途で使用されてきました。まろやかなコーヒーと濃厚なブルーベリーを思わせる、香りの良いスパイシーな味わいです。ワシントン州のカベルネ・フランの栽培面積はここ数年で6倍に増加しています。

その他の赤ワイン

  • レンベルガー(ブルー・フラン)
  • マルベック
  • サンジョヴェーゼ
  • ピノ・ノワール
  • ジンファンデル
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ワシントン州の白ワイン

page_about_pht003 ワシントン州では20種類以上のワイン用葡萄を生産しており、その比率は赤ワイン用が44%、白ワイン用が56%です。ワイン産業が発展し、実験を重ねることで、ワシントンの微気候に適した葡萄品種が多く発見されています。ワシントン州の白ワイン用葡萄園は全体で13,500エーカーを越えています。ワシントン州の主な品種は以下の通りです。

シャルドネ

5,992 エーカー
22,425 ヘクタール
ワシントン州で最も広く栽培されており、ワシントン州独特のワイン作りの特徴を最もよく表しています。他の産地でも芳醇で力強いワインとされていますが、特にワシントン州のシャルドネは新鮮なリンゴのような、さっぱりとしたデリケートな味わいです。 オーク材を控えめに使用し、品種そのものの特徴を前面に出しています。また、ワイナリーによっては、豊かなバニリンとバターの香りを加えるため、二次的にマロラクティック発酵を行うところもあります。

リースリング

4,404 エーカー
1,782 ヘクタール
ワシントン州で初期に育成された品種の1つです。ワシントン州のリースリングはフローラルな香りと、あんず、桃やりんごの鮮明な味わいが特徴です。 貴腐を生じることがあり、リースリングに作用して、糖分と香りを凝縮し、他に類を見ない濃厚な味わいのレイト・ハーヴェストを生み出します。ほとんどのワシントン産リースリングは辛口からやや辛口で醸造され、料理との相性に優れています。

ソーヴィニョン・ブラン

993 エーカー
402 ヘクタール
この葡萄からはソーヴィニョン・ブランとフュメ・ブランという2つの名のワインが生産されています。どちらも独特の味わいで人気が上昇しており、ほんのりハーブの香りとしっかりした酸味のある、フルーティーな味わいです。 わずかな酸味の効いた草のような香りから、樽香のきいたパイナップルの香りまで幅広いスタイルがあります。

ゲヴュルツトラミネール

632 エーカー
256 ヘクタール
寒い冬にも耐えうるゲヴュルツトラミネールは、ワシントン州ワインの初期の成功種で、オール・スパイスとトロピカル・フルーツの強いアロマと味わいが特徴です。従来はやや辛口からやや甘口が醸造されていましたが、ワシントン州のワインメーカーでは、ゲヴュルツトラミネールの豊かなアロマを残した辛口スタイルの醸造が研究されています。

セミヨン

235 エーカー
95 ヘクタール
ワシントン州はセミヨンで知られています。 通常このワインは若いうちに楽しまれていますが、ワシントン州のセミヨンはじっくり時間をかけて芳醇でハチミツのような、木の実の風味があるワインに成熟することで知られています。若いワインでは、さっぱりした柑橘類からメロン、さらにイチジクや新鮮な西洋なしからバニリンまで、幅広い味わいが感じられます。セミヨンは、ソーヴィニョン・ブランよりやや酸味が低く、甘美があっても軽い口当たりです。酸味が低いためボトリティス菌を発生しやすく、遅摘みされることも多くあります。

その他の白ワイン

  • アリゴテ
  • マデレーヌ・アンジョヴィヌ
  • マスカット・カネリ
  • ミュラー・トゥルガウ
  • ピノ・グリ
  • ジーガレーベ
  • ヴィオニエ
  • ルーサンヌ

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